2022年度協同組合講座をリモート開催し、 33名の聴講がありました

 リモートによる協同組合講座となった。最初、ZOOMのトラブルが発生し、講師の村松先生には大変ご迷惑をおかけすることになりました。

  村松先生は、ご自身の調査や実践を通じて以下のように講演をいただきました。

  まず、世界の情勢を、気候温暖化、経済成長の著しい諸国での環境破壊、食料・エネルギー・水の限界(人口増加)・成長からの本格的転換の必要性、先進国の便利な生活の終焉、世界の貧困層約5億人増に関して把握されました。続いてSDGsの誕生のれきしにふれられ、SDGsの17の目標についてそれぞれ説明されました。続いて本題に移り、地域の未来像に関し、人口の減少、少子高齢化、生産年齢の減少、雇用場所の縮小など地域社会全体の衰退の危機を説明されました。これらの例を山形県でも特に顕著な最上地域の例をもとに実情を紹介いただきました。山形県の最上は特に豪雪地帯で、これが人口減少の大きな原因であることを指摘し、雪の問題を除雪作業など高齢化社会は解決できず行政、地域、組織、団体が連携して取り組む必要があることを強調されました。最後に少子高齢化、人口減少の地域課題の解決にむけた」取り組みとSDGsに触れられ、SDGsの目標とゴールを大きく、大げさにとらえず、今現在実践している小さなことの継続や、少し工夫することでSDGsの取り組みになり、地域課題の解決にむすびつくと述べられました。それは目標を持った単純な努力・活動・繰り返しが偉大な成果を生むことを歴史の例を紹介し、『偉大なる単純』と結ばれました。