生活協同組合共立社 専務理事

渡邊一弥

 

 明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって充実した年になることを祈念いたします。

 国内で新型コロナウイルスの感染拡大が発生してから、3回目の新年を迎えました。感染の拡大と一時的収束を繰り返しながら、感染予防対策と社会経済活動との両立が一定浸透してきました。一方で暮らしは、コロナ禍による経済的精神的不安に加え、原油高と円安、ロシアのウクライナ侵攻の影響で物価高が止まらず、家計を圧迫しています。そうした中でも組合員活動は少しずつ再開されており、従来の「集まる」活動に加えてインターネット等も活用した「集まらない」活動が進んでいます。「集まらない」活動には、子育て層や働いている組合員の参加も増えてきました。コロナ禍で厳しい状態でも、組合員の知恵と工夫によって新たな取り組みが生まれます。コロナ禍に負けることなく、今年も生活協同組合の活動を広げていきます。 


 年頭に当たって

                         医療生活協同組合やまがた

                          理事長 小川 裕

 

 新年あけましておめでとうございます。

発生から4年目に入った新型コロナウイルス感染症は、未だに収束を見通せない状況が続いています。私たちの医療、介護活動やさまざまな組合員活動は昨年も大きな影響を受けましたが、SNSを活用したり、健康まち歩きを企画・実施したりするなど新型コロナに負けない新たな組合員活動にも取り組んできました。また、生活協同組合共立社と連携して策定した「協同のある街づくり2030年ビジョン」をもとに、「ありたい姿」について議論しながら具体化する取り組みも進めています。

このような私たちの取り組みの一方で、昨年は激動の1年でした。ロシアがウクライナに軍事侵攻して世界は分断され、国連を中心に停戦に向けた努力が行われてはいるものの、未だ十分な成果がみられないまま核兵器使用の危機が高まっています。そして、国内では不安定化する国際情勢や近隣国のミサイル発射などを利用して国民の危機感をあおり、『憲法改正』や『軍備増強』を目論む動きが活発になってきています。さらに安倍元首相の銃撃事件をきっかけに明るみに出た旧統一教会と政権中枢との癒着、東京五輪にからんだ元理事の汚職、談合疑惑など目を覆いたくなるような事件が多発しました。

また、ロシアの軍事侵攻に端を発した世界的な物価高騰、円安などが私たちの生活を直撃しています。食料品や電気・ガス料金などさまざまなものが値上げされました。加えて一定以上の所得のある後期高齢者の医療費窓口負担2割化が実施されるなど暮らしにくさが増してきています。健康への影響が懸念されます。

私たちの活動は平和であることが大前提です。平和と生命・健康を中心に据えた活動・運動はますますその重要性を増しています。

新年にあたり、組合員の皆様が今年も一年健やかに過ごせますよう、そして協同組合の運動・運営がますます発展しますよう祈念致します。                 

 

 

 


             酒田健康生活協同組合

            理事長 松本 弘道

あけましておめでとうございます。

20224月には診療所の二階に『虹の家』をオープンし、組合員の安心と医療と介護のチームワークをひろげることができました。また、新型コロナ感染に注意しながらではありますが、健生ふれあいまつりを2年ぶりに開催することができました。経営についても、コロナ禍に十分対応しながら、あともう少しのところまで改善してきています。厚生労働省は、まだ収まりを見せない新型コロナ感染症を、季節性インフルエンザと同じ5類への引き下げも含め、見直しに向けた議論を本格化しています。どちらにしてもまだまだ長い闘いになりそうです。

2023年の干支は癸卯(みずのと・う)です。十干の最後にあたる癸は、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。卯年は何かを開始するのに縁起がよく、希望があふれ、景気回復、好転するよい年になると言われています。2023年は癸卯の年で、「癸」と「卯」の組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると考えられます。まさに私たちの努力が開花する年にしたいと思います。

 

酒田健康生協はコロナ禍にまどわされずに着実に歩みを進めてきています。2023年も皆さんの参加協力を得て更に元気よく活動を広げていきたいと思います。この新しい年が、より強い協同によって大きな健康づくりの成果につながる年になるよう心より祈念致します。皆さん、今年もよろしくお願いいたします。


 

 

 2023年新年のあいさつ

 

                   山形県学校生活協同組合

 

                    理事長  遠藤 学

 

 

 

学校生協の成長・発展から、組合員に「喜び」と「笑顔」を!

 

 新たな2023年を迎え、組合員の皆様の飛躍の年となりますよう、役員・職員一同ご祈念申し上げます。

 

 今年の干支は「癸卯(みずのとう)」です。「癸」には「植物の内部にできた種子が測れるほど大きくなり、春を間近にして萌え出ずる用意をしている様」、「卯」には「草木が土を割って芽吹き、やがて地面を覆い繁茂の勢いを示す」といった意味があるようです。したがって今年「癸卯」の年は、これからの成長や飛躍のために準備し育んできたことが十分に実り、芽吹き始める年といえます。これまで努力してきたことや、実直にしてきたことが報われ、花開き、一気に飛躍する年になるでしょう。これまで新型コロナウイルスから3年間に渡り悩まされてきましたが、私たちはコロナ禍の厳しさを越えて、いよいよ新しい成長・発展の年とすべくところまで来ていると思います。

 

 物価高騰など社会の状況はとても厳しいものがあります。これまでの考え方・やり方に留まっていては、確かな成長・発展は望めません。柔軟な新しい視点をもって、思い切った決断力と実行力を発揮していく必要があります。役員・職員・組合員が一丸となって知恵を出し、汗をかいてとりくんでいきましょう。

 学校生協の「質の高さ」「安心と信頼」を最大限に生かし、さらに伸ばし、組合員の皆様に「喜び」と「笑顔」を届けられますよう努力してまいります。本年も学校生協をどうぞよろしくお願い致します。


生活クラブやまがた生活協同組合

 理事長 佐藤 郁子

 

 

新年おめでとうございます。

日頃生活クラブやまがたへのご支援ありがとうございます。

昨年生活クラブやまがたは役員改選で新たな理事会メンバーでのスタートとなりました。

私たちは生活クラブの理念である、自然と共生し、食べ物(Food)、エネルギー(Energy)、福祉(Care)をできる限り自給・循環させる「サスティナブル(持続可能)な生き方」を目指します。東北の一員として生産圏の役割を果たすために、地域の生産者とのつながりを密にし、山形の自然と環境を守る活動に取り組みます。

生活協同組合の活動の原点である組合員主権を確認しながら、役職員と組合員が力を合わせ一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

本年も変わらぬご指導よろしくお願いいたします。

 



 2023年 年頭のご挨拶

 

    山形大学生活協同組合   

    代表理事 専務理事 髙橋直也

 

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

2022年度は大学生協「再生」の最大の目的である「組合員のくらしの向上」を実現するために「組合員をど真ん中に」置くことをテーマに据えて活動しました。続くコロナ禍で、組合員の暮らしは多様化しました。大学への登校頻度、講義の受け方、キャンパス内での過ごし方、課外活動の制限、など、大学や学部、学年によって暮らしは様々です。

 2022 年度の大学生協は、そのような1 人1 人の組合員を「ど真ん中に」置き、今の大学生協に必要なことを組合員とともに、組合員の生活を出発点に考えました。組合員同士で生活実態を語る理事会運営や総会・総代会運営、組合員の生活に寄り添ったお店づくり、新入生が集う友達づくりの取り組み、大学と協力した学生の健康を守る取り組み、その大学に通う組合員に寄り添ったPC 提案、学内団体とともに取り組む社会貢献活動など、様々な取り組みが行われ、たくさんの組合員の“つながり”と“元気”が創られました。

 本年は「❸つの重要な視点」と「④つの活動方針」を設定しています。❶店舗(購買・食堂)で運営に参加する、❷ささえあい・たすけあい、❸大学や地域との連携、これらの3つの視点を横軸に、①組合員が参画する場づくり、②健康安全、③これからの学びと成長、④社会をつくる、これらの4つの活動方針を縦軸に行動目標をまとめています。

山形大学生活協同組合として「つながり」を大事にし、協同の力で組合員の元気を広げられるよう、組合員の自発的な利用と運営を目指してまいります。皆さまとの協同の取り組みがさらに前進するとともに、変わらぬご支援ご指導をお願いし、新年のご挨拶といたします。 

 


 

        こくみん共済 coop 山形推進本部

             (山形県勤労者共済生活協同組合)

              本部長 熊澤 年啓

 

新年おめでとうございます。

組合員のみなさまにおかれましては、ご家族共々輝かしい希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

また、昨年中は「慶弔共済」・「こくみん共済」・「マイカー共済」・「住まいる共済」を中心とした各種共済の普及にご協力を賜り心より御礼申し上げます。

昨年6月より向こう4年間の中期経営政策【こくみん共済coop中期経営政策2022-25~変革と創造~】をスタートさせております。この中期経営政策では、めざす姿への変革に挑戦し、環境が変化する中において、「お役立ち発想」と「共創活動」にデジタル技術を取り入れた「新しいたすけあい」を創造・実践していくこととしています。

2023年は、「新しいたすけあい」の輪を広げ、生活協同組合に求められる経済価値・社会価値・環境価値と調和した「人生100年時代」に、こくみん共済coop(勤労者共済生活協同組合)が社会になくてはならない存在であり続けるために、私たちが掲げる「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」という理念のもと、「生活保障設計運動」と「社会貢献活動」を積極的に推進していく所存でございます。

今年も変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます

 


 JAあまるめ 組合長 佐藤一彦

 

新年あけましておめでとうございます。組合員並びに関係各位の皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。

今年の干支は卯年です。「卯」という文字には左右に開かれた「門」の形からできたと言われており、閉ざされた「門」が開き飛び出るという意味があるそうです。

卯年は飛躍の年、時代の区切り契機になる年と言われています。三年にも及ぶコロナ感染が今年こそ終息し、日々の暮らしが安寧になることを願うと共に、国全体でも更なる飛躍の一年であることを願ってやみません。 

このコロナ感染が社会にもたらした影響は大きく、特に人との接触制限は当農協が掲げてきた「互いの顔が見える農協」という意味では、組合員との距離を奪ってしまいました。夏まつり・生産組合幹部研修会・上期農協座談会・各組織の年間行事等組合員の声を聞く機会を失いました。しかし、感染予防対策を講じながら組合員と身近に感じることができる事業を進めてまいりました。今後も新たな工夫を講じて「組合員と共に」という余目町農協の願いを堅持していきます。

昨年度は庄内地域における農水省による作況指数は九十九の平年並みでした。しかし稲作農家の実感は程遠く、特につや姫の減収は販売金額の減に繋がりました。併せて、肥料・資材・燃料・飼料の価格高騰が経営を圧迫しています。まずは再生産可能な補填確保と思い、国・県・町に働きかけました。結果、肥料価格は補填を含めれば昨年同程度の見込みとなり、更に農協独自の支援も準備し農家組合員の意欲の低下に繋がらないような対策を講じます。

また、耕種農家の減少は毎年十数件に及び中心経営体農家は面積拡大が進み、十㌶農家が管内の七割になるのは近々だと感じています。経営を拡大のみで解決せず圃場の面的集積、水稲と大豆の輪作を組み合わせる労力の低減、コストの抑制を組合員と共に目指します。

農協事業も今年度は農産加工部の餅製造施設の増設、それに伴い園特集出荷場の移設に着手します。既存施設の有効活用と余目町農協らしさへの設備投資、選択と集中を心がけ事業拡大を目指します。

昨年六月に組合長として就任し半年が経ちましたが、今なお緊張が解けずにいます。しかし、この環境に慣れるよりはこの緊張感を持続しながら職務に励む所存です。

本年も組合員の皆様、関係各位にとりまして幸多き年になりますようご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。

 

 

 


 

 

   仕事を通し、安心して生活できる制度に変えよう

 

                 山形県高齢者福祉生活協同組合

                     理事長  笹山 一夫

 定年は60歳で年金支給は65歳から、国は、働かざるを得ない不安定雇用労働者を大量に生み出し、正社員も低賃金化した。公務員も定年後の再雇用が常態化した。油断は禁物。政府・経済界は一層の低賃金を押し付けてくるに違いない。以前は春闘が生産者米価にも影響を与えた。今も社会的関心を呼ぶが影響力は低下した。

高齢者の願いは、自宅での安らかな他界。しかし、現実は核家族化で福祉施設や医療機関にお世話にならざるを得ない。

高齢協には、「日々の介護」と「社会保障の充実のための運動」という二つの任務があります。

 仕事を通し制度の矛盾を感じることが多々あると思います。国の制度を充実させるたる社会へ訴え、行動することが必要です。

 「何で私が」と思うでしょうが、国の制度を変えなければ、高齢者福祉も自身の生活も前に進めません。大変ですが頑張りましょう。

 


年頭にあたって

  東北労働金庫山形県本部

   本部長 丹野 忍

 

 新年おめでとうございます。

 

 山形県生活協同組合連合会構成団体の皆さまには、日頃より当金庫に対しまして、格別なるご理解とご協力を賜り心から感謝申し上げます。

 

2022年は、コロナ感染者数が高止まり、ロシアのウクライナ侵攻による国際商品市況の上昇はインフレを招き、世界では金融緩和政策の転換が始まりました。国内でも食品・日用品・光熱費等物価高となって勤労者の生活を脅かそうとしており、また、「成年年齢の18歳引下げ」や「70歳までの雇用機会確保」「ジェンダー平等」等社会が多様化する中、「誰一人取り残さない=金融包摂」の取組みは、ますます重要性を増しています。

当金庫では、「サステナビリティ」に基づく商品・サービスの充実、金融リテラシーの向上を図ることで生活・家計を防衛する運動を強化してまいりました。

 

このような厳しい情勢のなかではありますが、当金庫はお陰様をもちまして、本年10月に東北労金として統合20周年を控え、店舗政策・デジタル化施策に取組み、第7期中期経営計画の最終年度である2023年度事業を着実に進めてまいります。

 

今後とも、働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関として、労金が果たす社会的役割の重要性を再認識しながら、勤労者の暮らしを金融面でしっかりサポートしていけるよう、会員・関係団体の皆さまと一緒になって取組んでまいる所存でございます。

 

本年も変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。