52回県生協大会 〜初のリモート開催〜

 

  安田菜津紀さんから感動的な講演をしていただきました

 新型コロナ感染拡大により、昨年の第51回生協大会は初の中止になり、今年も開催が危ぶまれましたが、生協大会実行委員会と県連理事会はリモートで開催することを決定しました。リモートでの生協大会は初めてのことでもあり、動画の配信はTKP仙台支店に委託することにしました。

  当日は、70名以上の方に自宅または職場からアクセスいただき、メイン会場の役員、スタッフ併せて90名以上の方々に参加いただきました。

  共立社山形生協地域理事の菅野寛子さんが開会を宣言、司会を務めていただいた山形大学生活協同組合の藤田恒さんの自己紹介の後、主催を代表して山形県生活協同組合連合会の菅井道也会長理事が主催者挨拶を行いました。

  菅井会長は、最初、政府のこの間のコロナ対策、自衛隊基地の周辺や国境離島などの土地の規制を強化する法案の閣議決定、地元や世論の反対にもかかわらず行おうとしている福島第一原発事故によるアルプス処理水の海洋放出の決定、世論で開催反対の声が多かった東京オリンピック、パラリンピックの開催強行など、国民の要求からかい離した政策の問題点を述べ、次の衆院選の投票行動がとても大事であることに触れ、その後県生協大会がリモート開催ではあるが、『いつまでも住み続けられる街づくり』のため、県内の生協が引き続き共同して運動すると結びました。

   続いて、県生協大会が中止となった2020年度に創立60周年を迎えた山形大学生協の取り組みを髙橋専務理事が報告、加えて学生委員の鳥井和真さんから、新型コロナ感染拡大下の大学や学生の置かれた状況を報告がなされました。

  同じく2020年度創立50周年を迎えた共立社山形生協の監事廣部公子さんより、新型コロナ感染拡大による助け合い活動で行われたフードバンクと昨年11月に開苑した共同墓地 『協同の苑』の取り組みが報告されました。2021年度に創立40周年を迎えた共立社北村山生協の共立社理事の元木ユキ子さんから創立当初からまとめたスライド映像や画像により報告がありました。最後は同じく今年度創立30周年を迎えた共立社寒河江生協の共立社理事の神津友子さんより、創立から、今の事務所設立までの取り組みが報告されました。

  今生協大会の記念講演は、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんから『被災地、紛争地の声を写真で伝える』の演題で、リモートで講演いただきました。

  安田さんは、今も内戦が続くシリアの話とご自分の親族も被災された東日本大震災発災時の話とその後の被災者の様子が話されました。その前に、人権問題で今年起こった名古屋入館での死亡事故のことも述べられ、いかに日本政府が今行っている日本在住の外国人や難民に対しての措置がひどいものであるかが話されました。

  シリア内戦と東日本大震災が同じ2011年に起こりました。講演の中で特に印象に残った話は、陸前高田で避難生活をつづけた80歳を超えた方が一生で3回の避難生活を送った方の話です。『終戦後、チリ地震津波そして東日本大震災で避難生活を送ったが、私は国を出ていけとは言われなかった、シリアの人たちは大変だ』という話です。陸前高田の避難された方々は避難生活をつづけながらも、シリアの子どもたちが、劣悪な寒い難民キャンプで生活していることを知り衣類などの支援物資を集めた話も紹介されました。

  講演を終わり、共立社寒河江生協の地域理事の吉田みよ子さんが閉会の挨拶を行い、

 リモートによる山形県生協大会を終了しました。