講師の風間志信氏
講師の風間志信氏

〜『プラスティックって、昔石油から作っていたんだって』〜 SDGsについて学びました

 10月30日午後2時より、山形市のビッグウイングで

 2019年度生協学校を開催しました。今年度のテーマは

 『生協とSDGsの取り組み』で、講師の日生協サステナビリティ推進部部長の風間志信氏を招いて行い、各会員の役職員29名が参加しました。

 国連でSDGsを取り決め、日生協でも第68回通常総会でSDGs行動宣言を採択し、各会員でできるところからSDGsの17目標達成に向けて実践している。SDGsの基本的なところから、各生協で取り組まれている具体的な中身について大変分かり易く講演。風間氏(現在57歳)が、日生協に入った当時『平和がなければ生協が成り立たない』と何度も先輩や上司から教わって、平和活動を行ってきたが、今の世界は地球がなければそもそも人間の生活がなりたたない。しかし今は『地球がなければ私たちが生きられない』、地球の環境は、地球そのものの存在が危ういことや、世界の経済や貧困の問題が、人類の生存にとって危機的な状態であることから国連でSDGsを決めた。講演の途中に『人類にとって地球は必要だが、地球にとって人類は必要ではない』との言葉が印象的。

SDGsMDGsで達成できなかった反省にたって多くの人びとや政府から聞き取りをして17の目標を定め、各国政府や団体だけでなく大きな企業も今積極的に取り組みを行っている。ただ日本では生協や大手企業が推進しているが、中小企業や市民レベルでの浸透がまだ足りない。生協は、環境や助け合いなどの活動の歴史があり、またエシカル消費活動を商品開発、販売、学習などを進めてきたため、SDGsを広めるためのすそ野が広く、影響力もある。

17目標は非常に多岐にわたっているので、まず自分たちで達成できそうなところから行動指針を定め、具体的に行動することが重要。

 環境問題であれば、プラスティックゴミ削減のため、日生協の取り組みの一つでは『ただの炭酸水』という人気商品のペットボトルの素材を薄くしている(1本あたりでは微々たるものだた利用数がとても多いので影響はある)。また、生協の組合員さんが回収するペットボトルはリサイクルされている。このペットボトルが水洗いされていて回収業者に評判が良い。このようにゴミをリサイクル、リユースの市場が大きくなればそれが資源となり、『ゴミ』と呼ばれたものを奪い合うようになるかもしれない。プラスティックは今石油から生成しているのがほとんどだが、石油以外から作成されるものもある。『昔プラスティックは石油から作っていたんだって』、未来はそういうことが話されているかもしれない。

 日生協のホームページではSDGsのコーナーを設け、各会員で取り組んでいることを紹介している。